9/11 JPモルガン・チェース銀行 佐々木融

 予想レンジ
 107.30円~108.10円
 注目ポイント
 9~11月の季節性

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
107.497 +19.7銭 7:00 107.847 -25.3銭 14:25

■NY市場を受け、今日の見通しについて
・基本的に昨日は107円の前半でドル/円は推移していたが、明け方にアメリカの長期金利がスルスルと1.73まで上がってきて、それに沿い円安になり107円50銭を超えてきた。
・今日も少し長期金利の上昇が落ち着き、ドル/円は底堅く円安方向に動くのではないか。

■注目ポイントについて
・アベノミクスが始まってからの6年間の9〜11月の3ヶ月をとると、毎年ドル/円は上昇している。
・6年間の毎月の月別の平均騰落率を見ると、ドル/円が一番上昇しているのは平均で11月で、2番目が5月、3番目が9月、4番目が10月──ドル/円の上昇は9〜11月に固まっている。
・これだけだとドルが強いのか円が弱いのか分からないので円の名目実効レートで見てみると、やはり11月の円の下落が平均的に非常に大きく、次に9月、10月と続く──トップ3が9〜11月に集まっている。
・理由は年によっていろいろ違うと思うが、この9〜11月というのは何らかの形で年末を前に円を売らなければならない人達が多くなってくるのではないか。

■今年もこの季節性がみられる?
・今年も同じことが起きるとは限らないが、今の状況をみると同じことが起きる可能性があるのではないか。
・特に長期金利に関しては、今年世界の投資家のなかで最も利益の出ている取引は債券投資だと思うが、これをそろそろ利食わなければいけないという動きが出てくるだろう。
・ドル/円の過去2年半くらいのレンジは105円〜115円にだいたいきており、今回も105円で止まっているということで底値感が出て、日本の投資家にとっても為替リスクを取ってドル/円を買いやすくなってきている。

■今後はどのぐらいの水準?
・104円、103円ぐらいまで下落するかなと見ていたが、昨日予想を変えて、基本的にはこれから105〜109円あたりを中心のレンジにして、むしろ短期的には109円、110円方向に上昇していくのではないかと今はみている。

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