9/9 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 植野大作

 予想レンジ(一週間)
 106.00円~108.00円
 注目ポイント
 米ドル売り介入の思惑

安値(9/9~9/13) 高値(9/9~9/13)
106.759 +75.9銭 9/9(月) 108.258 +25.8銭 9/13(金)

■今週の見通しについて
・市場の関心は既に来週のFOMCに向かっているが、今週からFRBの要人が発言を自粛する期間に入る為、積極的な売買は手控えられ下値の堅さと上値の重さが共存する展開になりそう。

■注目ポイントについて
・FRBが公表しているドルの実効レートは現在史上最高値圏にあり、貿易赤字削減を狙うトランプ政権が苛立っているのは事実だろう。
・ただ、歴史的なドル高は主に新興国で起きていて、ドル売り介入で新興国通貨を買って外貨準備に入れるという政策はあまり現実的ではない。
・一方、アメリカが過去に行った最後のドル売り介入は対円で144円台、対ユーロでは0.86ドル台であって、相当なドル高になるまで我慢している。
・現在の水準は当時とかけ離れていて、普通はこんなレベルで介入は無いだろう。

■トランプ大統領なので油断ならない感じはないか?
・確かにトランプ大統領の言動は常人の想像を簡単に超えてくるので、絶対に無いとは言えない。
・ただ、最近のドル高はトランプ大統領が関税引き上げ攻撃や二国間協議で締め上げた対米貿易黒字国の通貨が軒並み売られた結果として起きている。
・トランプ大統領の貿易戦争がドル高の原因であり、天文学的な金額で取引されている為替をわずかな金額の介入で支配するのは無理だろう。
・よって、仮にドル売り介入が行われても一時的なショックを起こすだけでドル指数のトレンドを変えるのは難しく、他通貨市場でドル高が進むなか、ドル/円も底堅く推移しそう。

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