9/2 バークレイズ証券 門田真一郎

 予想レンジ(一週間)
 105.00円~108.00円
 注目ポイント
 リスクオフの円高が緩慢な理由

安値(9/2~9/6) 高値(9/2~9/6)
105.737 +73.7銭 9/3(火) 107.227 -77.3銭 9/5(木)

■週末のNY市場を振り返って
・先月末、月末のドル買いが幅広く行われていたのではないかというところで、ドル/円やユーロ/ドルも含めてドル買いの圧力が強まった。
・ドル/円は引けにかけて若干下がるような形になっていて、昨日の米中の関税引き上げというのを控えた動きだった。

■今週はどうみる?
・(予想レンジは)幅が広めではあるが、メインのシナリオとしては円高方向のリスクとみている。
・米中やイギリスの離脱交渉も含めて、マーケットはかなり悪材料の方に既にフォーカスをしているので、ポジティブな材料が出てくれば上は108円程度は行くリスクがあるが、メインは引き続き下方向で考えている。

■注目ポイントについて
・円が今年は非常にリスクオフで買われやすくなっているという状況がある。
・世界株と円とドルの相関をとったグラフを見ると、去年はドルが一番買われやすかったが、今年に入り円が一番買われやすくなっている。

■株が売られ円が買われる?
・はい──こういった背景にはFRBが利下げに転じたということで円が消去法的に買われやすくなっているという状況があるようだ。
・ただ2016年などと比べると、そこまで急激な円高にはなっていないというのが現在の状況だろう。

■105円台にズルズル行きそう?
・リスクとしてはそちらの方向にいずれ行くと見ているが、今年なぜそこまで進まないかというと、世界の中銀の利下げによって株の下落がそこまで進まなかったことがある。
・債券の変動が大きくなることで利下げによってそれを吸収してきたというのが今年の動きだろう。
・ただもしそれが今後変わり得るとすれば、可能性として考えにくいが米中等のリスクが消滅するか、財政が出てきて金融緩和圧力が後退する、もしくは金融緩和がこれ以上が出来ないとなって株価下落を早めてしまう場合というのがいずれかの方向に大きく動きが出るタイミングだろう。

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