8/14 バルタリサーチ 花生浩介

 予想レンジ
 106.00円~107.00円
 注目ポイント
 トランプ大統領の選挙戦略

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
105.649 -35.1銭 翌0:05 106.738 -26.2銭 7:00

■NY時間の前場で107円近くまで円安が大きく動いたが、今後はどうみる?
・ホワイトハウスの声明を受けてドル/円は一気に朝方1円50銭程度上昇したが、その後は106円台後半でこう着している。
・株もだいたい同じ値動きで、市場は短期的にニュースの内容を好感したが、先行きについてはまだ疑心暗鬼だろう。
・今日の東京市場もここから一気に107円台に戻すというよりは、この水準でもみ合うだろう。
・香港についても混乱がまだ懸念材料であるし、それも含めて市場の不透明感というのはまだ残っているだろう。

■注目ポイントについて
・ホワイトハウスはまだ12月までの時間稼ぎ策を発表しただけで、中国の姿勢も具体的に軟化した訳ではなく、特にアメリカは中国に対して農産物の大量購入を迫っている。
・また、ファーウェイに対する対応策も決まっていないという意味で、昨日の声明はある種のジャブで観測気球を上げたというだけで、まだ中国に対する強硬姿勢に変化は無いのではないか。

■国内に向けては?
・トランプの選挙戦略というのは基本的には中国に対して強硬姿勢を維持し、一方でFRBに対して大幅な利下げを求めてバランスを取るという戦略だと思うが、これに当面変化は無いだろう。
・パウエルのスタンスというのはまだ揺らいでいる──決まっていないと思うが、債券市場自体は大幅利下げを先行して織り込みつつあり、この戦略がうまくいくかどうかは非常にまだ微妙なところで、少なくとも債券利回りの低下が株価にとってプラスであることは事実であると思うので、トランプの戦略はまだ変わっていないだろう。

■ドル/円に対しては引き続き円高圧力?
・はい──世界的な債券利回り低下という流れは当面変わっていないし、それは投資家の不安感のあらわれだろう。
・本格的な強気相場がすぐに復活するとは考えていないのでリスクオフ的な動きが主流で、ドル/円については現在の106円台後半が重要なチャートポイントなので、一旦はこの水準でもみ合うのではないか。

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