8/7 三菱UFJ銀行 内田稔

 予想レンジ
 105.90円~106.80円
 注目ポイント
 ドル円 年内の下値めど

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
105.492 -40.8銭 翌1:00 106.460 -34.0銭 7:00

■今日の見通しについて
・アメリカは株高で戻ってきたが、アメリカの長期金利がまだ1.7%台なので本日もドル/円は軟調な値動きが見込まれる。
・8月に入ってから円高は元安と併走して進んできたので、円高が和らぐかどうかを見る上で元安が止まるかがポイントだろう。
・その点、中国当局が口先介入のほか人民元の基準値を実勢よりどのぐらい元高に置いてくるか、資本流出を規制するような策を発表してくるかどうか、オフショア市場での資金吸収といった元安対策を取ってくるか注目。

■注目ポイントについて
・ドル/円相場が年間どのぐらい動くかを見る上で、為替市場でドルと円がそれぞれ強いか弱いか、強弱のバランスに注目している。
・例えばドルが強いけれども円が弱いといったような強弱に乖離がみられる年のパターンは、年初の水準に対してだいたい年間20%ぐらいドル安相場が動く。
・ただ一方でドルも円も強いとか、あるいはドルも円も弱い年というのはだいたい年初の水準に対して10%ぐらいしか動かない。
・今年は4月につけた112円40銭というのが年初よりもだいたい3%高い水準なので、その水準を今年の高値だとすると逆に年内の下値メドとして年初よりも7%低い、だいたい102円割れぐらい──年内の100円割れは回避できるのではないかとみている。

■米中の対立が激化しているが、一時100円割れの可能性は無い?
・やはりリスク要因は米経済だとみている──現在市場のコンセンサスはアメリカ経済は減速はするが景気後退には至らないという見方。
・今回の対中関税第4弾の税率は10%だが幅広い消費材が含まれてくるので、これで好調な個人消費が腰折れとなってしまって、これが米経済の景気後退に繋がるという見方が強まるとドル安圧力に押されてしまい、年内100円割れが現実味を帯びてしまうので米経済の動向に引き続き注意が必要だとみている。

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