8/5 三菱UFJ信託銀行 小林浩一

 予想レンジ(一週間)
 105.50円~108.00円
 注目ポイント
 ドル高への警戒

安値(8/5~8/9) 高値(8/5~8/9)
105.266 -23.4銭 8/9(金) 107.089 -91.1銭 8/6(火)

■今週末は105円台も意識されそう?
・週末の雇用統計は堅調な労働環境を確認することになったが、追加関税のインパクトを打ち返すには至らなかった。
・今週大きなイベントは無く、追加関税の話題も一旦消化した感はあるが、まだ不透明感は残っておりリスクテイクには難しい状況。
・ドル/円のテクニカル面を見ても50日移動平均線の下抜けや一目均衡表での三役逆転など、下落を示唆する材料も多く、一旦下値を探りに行く展開を予想する。

■注目ポイントについて
・足元ドル/円は大きく下落しているが、ドルの名目実効レートベースでの居所はまだドル高の水準。
・こうしたなかでFedが思ったほどハト派にならなかったことや、対中関税の影響を受けた新興国の景気減速懸念を警戒する動きによって相対的なドル高が進みそう。
・MSCIエマージング通貨インデックスの図を見ると、既に大きく調整している様子が分かる。
・今週はオーストラリア、ニュージーランドで金融政策決定会合が開催されるが、利下げが無かったとしても緩和的なスタンスで他の中銀と足並みを揃えそうなので、これらもドルを押し上げる要因となりそう。

■そういう流れになると、今後はドルが独歩高になっていく流れ?
・ドルの名目実効レートの図を見ると、足元は徐々に100に近づいていて、過去の動きからトランプ大統領のドル高けん制を強める目安はこの水準とみている。
・スピード感を持って接近する場合、再びドル高に対してのけん制が入りやすくなるのではないかと考えている。
・ドル/円で見た場合でも下落は免れず、仮に現状の水準でけん制が入れば年初来の安値を試す展開も想定している。

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