8/2 三菱UFJ信託銀行NY 齊藤央充

 予想レンジ
 107.00円~108.00円
 注目ポイント
 FRB政策見通しと経済指標

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
106.505 -49.5銭 翌2:40 107.567 -43.3銭 7:55

■今日の見通しについて
・NY時間に入り、アメリカの7月ISM製造業景況指数が市場予想を下回ったことや、トランプ大統領による対中関税第4弾の表明を受け、米債利回りが大幅に低下しドル売り優勢の展開となるなか、ドル/円は107円25銭まで大幅下落した。
・本日はアメリカの7月雇用統計が発表され、ADP雇用報告が市場予想を上回ったこともあり、市場予想通り堅調な数字が期待されそう。
・ただ、単月の数字がFRBの金融政策に及ぼす影響は小さい為、ドル/円の買い戻しは一時的となり上値は限定的となるだろう。

■注目ポイントについて、追加利下げ観測も高まるなかで今後どの指標が重要になってくる?
・先日のFOMCでは利下げは中期サイクルにおける政策調整というスタンスが表明されたが、FRBによる追加の利下げ期待を完全に払しょくするためにはアメリカ住宅指標の回復等のきっかけが必要となる。
・昨年末以降の住宅ローン金利の低下は住宅市場の活動を一部押し上げているものの、まだ十分といえるほどの回復には至っていない。
・また、米中貿易摩擦の行方が不安視されるなか、製造業PMIや鉱工業生産等は引き続き軟調に推移しており、アメリカの景気後退懸念はくすぶっている。
・鉱工業生産や住宅着工件数、製造業PMIが今月中旬に発表されるが、これら経済指標の明確な回復が確認できない限りFRBによる追加利下げ期待はくすぶる為、米金利が大きく上昇する見込みは低くドル/円も107円台で上値が重たい展開になると予想している。

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