7/25 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 植野大作

 予想レンジ
 107.90円~108.70円
 注目ポイント
 ECB理事会とユーロ相場

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
108.039 +13.9銭 20:45 108.754 +5.4銭 翌4:00

■NY市場を受け、今日の見通しについて
・昨晩はアメリカの経済指標が市場予想を下回ると107円90銭台に差し込む場面もあったが、108円割れの対空時間は約5分で終了、108円台前半に復帰した。
・本日は実需がらみの為替フローが集中しやすいゴトウ日である為、午前中にドルが不足した場合は気持ちドル高に振れるかもしれない。
・ただ、来週にFOMCを控えた様子見ムードが強いなか明確な方向感は出にくそう。

■注目ポイントについて
・先月開催されたECBの年次フォーラムでドラギ総裁がハト派色の強い発言をした為、声明文や記者会見では追加緩和が示唆される可能性が高いだろう。
・ただ、FOMCの前に利下げカードを切らずに温存するならマーケットインパクトは限られ、あまりユーロ安には振れないと考えている。

■ラガルド次期総裁がどういう政策運営をするのかというのが注目されているが、どうなるという風にみている?
・ラガルド次期総裁はIMF専務理事としてヨーロッパ債務危機の克服に必要な金融緩和を支持するなどハト派の印象が強い上、元弁護士で調整型のリーダーだとの評判が高く、すぐに前任者の路線を変えたりはしないだろう。
・ただ、同じ元弁護士で調整型のパウエルFRB議長も、当初はイエレン前議長の利上げ路線を踏襲したが、市場の風向きが変わると急にハト派に変身した。

■ラガルド氏も就任後にタカ派に転換する可能性もある?
・断言はできないが、ラガルド次期総裁が前評判通りの調整型だった場合は、タカ派の理事2人やバイトマン独連銀総裁などの意見も聞いてマイナス金利の深堀り修正など、もしかすると政策調整に動くかもしれない。
・その場合はユーロの金利と為替が上昇する可能性があるので注意が必要だろう。

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