7/23 三菱UFJ信託銀行 谷口晶俊

 予想レンジ
 107.50円~108.10円
 注目ポイント
 米予防的利下げ後のインフレ率

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
107.822 +32.2銭 9:00 108.286 +18.6銭 22:40

■今日の見通しについて
・昨日NY市場でのドル/円はこう着感が強く、107円台後半で終始小幅な値動きだった。
・途中、トランプ大統領のFRBへの利下げ圧力、為替操作への批判からドル安となる場面もあり108円手前では上値の重い展開となった。
・本日も引き続き、来週にFOMCを控えているなかブラックアウト期間から高官の発言も無く、ドル/円は動意の薄い展開を予想している。

■注目ポイントについて
・今月末のFOMCでは市場が完全に利下げを織り込み済の為、現状維持とした際の混乱リスクを考慮すると25bpsの利下げは適切とみている。
・FRBが1995年および98年に予防的な利下げを実施した後のアメリカのインフレ率の推移を見ると、CPI、PCEデフレーターともに利下げ直後、もしくは数ヵ月以内に上昇トレンドが形成されている。
・よって今月末の利下げ後、少なくとも3ヶ月はインフレ指標を確認する必要はあるだろう。

■グラフを見ると95年〜96年、98年ともに0.75%、75bpsの利下げ、その後インフレが上昇している効果がみられるが、今回25bpsを予想しているが何回ほど必要?
・過去はまだ金利が高かったということ、現在は低金利という環境を考えると、あまり利下げをし過ぎるとバブルの懸念もあり25bpsというのが適当とみている。
・ただ、市場は年末までに2.7回程度と2回を超える利下げを見込んでおり、この織り込みは行き過ぎとみていて、まずは金利の巻き戻しが起こりドル/円は110円に向けて緩やかに上昇するものとみている。

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